冨田臥龍2023年4月27日7 分評論 大江健三郎『新しい人よ眼ざめよ』評論 大江健三郎『新しい人よ眼ざめよ』 冨田 臥龍 イントロデュース 今回は、日本が世界に誇る、2番目のノーベル文学賞作家、大江健三郎さんについてです。 この前、大江健三郎さんが亡くなられました。ご冥福をお祈りします。 1935年(昭和10年)生まれ、アジア・太平洋戦争の前...
松山尚紀2023年2月10日5 分評論 石原慎太郎 『殺人教室』所収「ファンキージャンプ」評論 石原慎太郎 『殺人教室』所収「ファンキージャンプ」 松山 尚紀 イントロデュース みなさんは家族の縛りや幻想の恋に、こころのなかで終止符を打った経験はありませんか? 家族も恋人もいつかはその愛情が終わるものです。そんな悲しい宿命を抱えた一人のジャズピアニストの話が今回...
冨田臥龍2023年2月8日7 分書評 大江健三郎『燃え上がる緑の木』書評 大江健三郎『燃えあがる緑の木』(三部作) 冨田 臥龍 イントロデュース 読者のみなさん、大江健三郎という作家を、知っていますか? ノーベル文学賞をとった、おじいさんです。 大江光くんという、知的な障害をもった息子さんとのことでも有名です。...
松山尚紀2022年10月29日6 分評論 太宰治 「きりぎりす」評論 太宰治 「きりぎりす」 松山 尚紀 イントロデュース 読者のみなさんは人の社会的成功を疎ましく思ったりしたことはありますか? 成り上がった人の振る舞いが醜く感じたことはありますか? 現代だと作家よりも、お笑い芸人などに「きりぎりす」に登場する語り手の女性のようなことを...
松山尚紀2022年10月26日6 分評論 三島由紀夫 『花盛りの森・憂国』所収「詩を書く少年」評論 三島由紀夫 『花盛りの森・憂国』所収「詩を書く少年」 松山 尚紀 イントロデュース 読者のみなさんは自分の存在について考える前の、純粋で無垢な青春期を過ごしたことはありますか? また非有機的な幻想、文学少女が抱くような純粋観念を持ったことはありますか?...
松山尚紀2022年10月25日6 分評論 三島由紀夫 『花盛りの森・憂国』所収「海と夕焼」評論 三島由紀夫 『花盛りの森・憂国』所収「海と夕焼」 松山 尚紀 イントロデュース 読者のみなさんは信じているものを、捨て去らなくてはならない経験をしたことはありますか? あるいは、異国への憧れをあきらめ、祖国への想いを強めようと決心したことはありますか? 少し大袈裟な話...